退職事情あれこれ  企業側編

退職事情あれこれ  企業側編

>自社で連鎖退職が起こったという人への聞き取りでは、その理由について「横(の結束)は強いけれど、縦が弱いから」と指摘する人もいた。つまり、若手社員は年齢が近い同僚とのコミュニケーションはできているけど、経営陣や管理職とのコミュニケーションが不十分だというのだ。

 上司らとの率直なコミュニケーションや情報共有は、将来への不安や、マイナスイメージの払拭にもつながる。若手が本当の意味で何でも話すことができ、そこで出た意見を仕事に取り入れることを目的とする「職場懇談会」などを行うのもよいだろう。

 二つ目は、高い実績を上げ続けることができる「ハイパフォーマー」や、類いまれな能力を持つ人材の定着を特に意識することだ。

 優秀な社員は、若手や同僚への影響力が強い。彼らが会社に定着することは連鎖退職の防止につながる。例えば、入社後の早い段階で重要なプロジェクトに抜擢(ばってき)できるようにしたり、副業や在宅勤務を可能にしたりするなど、優秀な人材が望みそうなことを意識して導入する方法もある。

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